FLOWER SHOP 楓では盆栽鉢や苔玉のお皿、ちょっとしたお花やグリーンを飾るうつわも自分たちでつくっています。
陶芸をはじめたのは20代の頃。‘何かをつくる’ことが好きで、集中してつくっていると気持ちが解放されてリラックスでき、
それはとても心地よく楽しい時間でした。その頃はお茶碗やコップなどの食器をよくつくっていました。
2005年。お店を始めるにあたって何が好きなのか、どんなものを売りたいのか、そしてどんな花屋にしたいのかを考えました。
花やグリーンはもちろん大好き。そしてこれまで花屋で学んだことは活かしていきたい。プラス、それまではできなかったこと、これからやってみたいことはなんなのか....。
そのひとつが、花やグリーンだけではなく「盆栽や苔玉を作って売る」ということ。
盆栽や苔玉が切り花と大きく違うことは、お客さまのお手元に届くまでに「作って」「育てる」という過程が必要であるということ。
一見シンプルだけど、「作って」「育てる」ということはとても時間と手間がかかります。 そして、盆栽、苔玉はお客さまのところに渡ってからも変化していきます。
手を加えるほどに枝ぶりがよくなったり、年数が経つほど味わいが増したり。 そんな風に、長く楽しんでいただける植物の魅力を伝えていけたら...と思いました。
盆栽の鉢や苔玉のお皿をつくるようになったのはそういった考えの延長から。
ありきたりの鉢やお皿ではなく「こんな形の鉢にこれを植えたらカッコいいだろうな!」「こんな盆栽の鉢が欲しい!」という単純な理由から。
そんな思いでつくる楓のオリジナルのうつわたち。あなたの暮らしにそっと寄り添っていけたらうれしく思います。